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3月11日 午後2時46分 悪夢のようなあの瞬間。 私の住むこの街も甚大な被害を受けてしまいました。 大きな揺れがおさまり 恐る恐る外の様子を見に行くと そこには一瞬で変わり果てた街並みが・・・。 倒れかけた電信柱。 液状化現象により破壊された道路。 噴き出す泥水。 傾いてしまったお家。 一時隣県の実家に避難して 長女の卒業式に合わせて戻ってみると 変わらない あの時のままの悲しい惨状。 それでも そんな中でも 無事に卒業式を迎える事が出来たムスメたち。 誰一人欠ける事無く 皆笑顔で卒業証書を受け取る事が出来ました。 こうして思いだすだけでも切なくなってしまうあの日。 きっと 先生方や色々な方の尽力で実現出来たのであろう卒業式。 他の学年のお母さんたちからは「かわいそうに・・・」と言われたけれど かわいそうなんかじゃない。 とても立派な卒業式だった。 大地震の瞬間、学校で調理実習だったコドモたち。 出来あがったばかりのサンドイッチを食べる事も出来ず 上靴のまま エプロンのまま 上着も無く 恐怖と寒さで震えながら 余震のたびに泣きながら 校庭でお迎えを待っていたコドモたち。 怖い思いのまま別れて行った友達と 久しぶりに会えたあの笑顔。 ・・・とても とても素敵な卒業式でした。 心から感謝しました。 未だ避難生活を強いられている方がた。 お家に住めなくなって 遠くに行ってしまったお友達もいます。 下水道の復旧には5月下旬迄かかるとの事。 でも、こうして家族が無事で 家が無事で それだけで本当に本当に幸せです。 東北の方の苦しみ悲しみに比べたら 水が使えない事なんて本当にちっぽけなこと。 今も安否不明な方がたくさんいらっしゃいます。 ご自身が被災者でありながら 被災地で尽くして下さっている方々。 原発に赴き 任務を遂行された方の言葉に涙が止まりませんでした。 感謝の気持ちを忘れずに さぁ しっかり前を向いて頑張ろう。 ・・・心配してくれたみなさんへ・・・ 私を思い出してくれてありがとう。 気にかけてくれて ありがとう。 心配してくれて ありがとう。 私は元気です。
by bienvenu_maison
| 2011-03-28 18:33
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